2017年12月1日金曜日

平成29年12月1日

[始まった国会論戦]

 短い特別国会ですが、衆参各委員会で論戦が始まりました。

 私は衆議院予算委員会の自民党理事を拝命しており、27、28両日のテレビ中継入り総括審議に最前列で臨みました。

 今国会では、2日間の与党質疑時間は5時間、野党が9時間となり、これが今後の先例に必ずしもならないとはいえ、これまでの与党2対野党8の配分に比べて与党にかなり大きな責任が生じたことになります。
 そもそも与党の議席数が多いにもかかわらず、過去の経緯から野党がほとんどの質疑を行い、ともすると不祥事の追及ばかりで政策論議が深まらなかったことから、野党に重きをおいた形ではあってもこうした修正が国会で合意されたことは意味があったと思います。

 衆議院の予算委員会では、特に新しくできた野党について言えば希望の党が前向きな政策提案を多くされていた印象を受けました。

 いずれにせよ、与党野党を問わず、先日の選挙で取り上げられた人づくり革命(特に待機児童解消と教育無償化の関係)、29日にもミサイルを発射した北朝鮮の問題、森友・加計問題など、内容ある審議がなされたことはよかったと思います。

 この質疑に関し、私は27日のBSフジ「プライムニュース」、28日BS日テレ「深層ニュース」にそれぞれ生出演し、野党代表と議論しました。特に28日の番組で、会計検査院に杜撰さを指摘された森友学園を対象とする土地取引については、真摯に指摘を受け止め、国会での説明とともにこれから行政文書の保管や透明化などに尽力する旨発言してニュースになったところです。

 それ以外にも衆議院憲法審査会の幹事を拝命し、党での憲法改正推進本部での議論とともにしっかり仕事をしていきますし、財務金融委員会の委員も務めます。

 党では他にも事業承継税制の拡大などが課題となっている税制調査会、所有者不明土地や空き家対策の処理を検討する会議、慰安婦問題などを取り上げる日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会などで積極的な活動を展開しています。これから年末で忙しくなりますがしっかり頑張っていきます。

2017年10月23日月曜日

平成29年10月23日

[6期目の旅立ち]

 昨日投開票の総選挙で、おかげさまで6期目の当選を果たすことができました。急に決まった解散、そして雨の中での選挙戦に、本当に多くの方々にお手伝いやご激励をいただいたことに心から感謝申し上げます。

 自民党は東京都議選では都民ファーストの会と互角と報じられながら惨敗しており、今回の総選挙当初各メディアが優勢と報じた時に「これはまずい」と感じました。しかし選対の皆さんが身内の緩みを戒め、他陣営の必死の活動に劣らない選挙戦を展開して下さいました。また、事務所スタッフのみんなも本当に頑張ってくれたと思います。

 今回は希望の党、立憲民主党の結党が大きく注目され、これほど予測不可能な選挙戦はありませんでした。しかし結果は自公で再び3分の2を確保することができ、多くの「与党が数十議席は減らす」という見通しを覆しました。

 多くの方々がその原因として、小池さんの「排除の論理」による希望の党の失速を挙げていますが、私は違うと思います。

 前回のブログで触れたとおり、あの2005年の郵政民営化をめぐる解散で、時の小泉総理は法案に反対した議員のいる全ての選挙区に自民党の対抗馬を立てました。これは究極の排除の論理でしたが、「殺されてもいい」とまで口にして、自民党の分裂による苦戦を予想されながらも覚悟を示した小泉さんの政策にかける信念と、そうした戦況を知りながら立候補した多くの議員たちに、有権者の方々は熱い支持を示したのでした。

 小池さんはメディアを扱う天才であり、この小泉劇場を十分意識していたと思います。また、元々彼女は安全保障担当の首相補佐官という、この8月まで私がしていたのと同じ役職を第一次安倍政権で務め、さらに防衛大臣まで経験し、日本版NSC(国家安全保障会議)の立ち上げに尽力された方で、平和安全法制に賛成して憲法改正を行うということは極めて当然の方針です。それと相容れない、いわば新党の根幹にそぐわない方々を受け入れないとすることはむしろ当然のことと言えるでしょう。

 しかし小泉さんの時と異なり、希望の党に合流したのはついこの前まで「平和安全法制は戦争法案だ」「安倍政権のもとでは改憲を阻止する」と訴えていた民進党議員たちだったのです。彼らはこれまでの自らの政策との矛盾について何ら党内議論もせず、有権者への説明も当初行いませんでした。そこに見えたのは覚悟ではなく、看板の掛け替えによる保身だったのです。
 しかも、森友・加計問題でお友達政治や安倍独裁などと批判しながら、自分たちについては小池さんの言うことを100パーセント忖度しているというこの矛盾を覆い隠すことはできませんでした。

 この選挙戦のさなか、民進党の幹部から「選挙が終わったらまた再合流すればよい」という発言があったことは、政党政治や公約の根幹に対する信頼を失わせるものでしたし、終盤になってようやく希望の党の各候補者から「小池代表の方針には異議がある」という発言が出てきても、それも批判を逃れるための方便だしそれならなぜ希望の党に合流するのだという疑問を呼んでしまいました。

 こうした「覚悟や筋」を考えると、別に立ち上がった立憲民主党が希望の党を上回る健闘を見せたのはうなずけます。ただ、彼らにせよそのほとんどは民進党一括で希望の党への合流を求めていて、行き場がないから身を寄せたというのが実態です。また、その多くの選挙区で事実上共闘していた共産党とは、実はこれまで採決で多くの案件について投票行動を異にしていた議員たちであることを指摘したいと思います。本当に彼らは左の路線を突き進むのでしょうか。それが日本の未来をよくするのでしょうか。

 小池さんの今回果たした役割は実は多大です。何も野党を分断させて与党の勝利を導いたからではありません。寄せ集めの民進党を、とりあえず理念の違うグループに再編したからです。
 これからは自民党・公明党の与党と、対外保守で経済も小さな政府を目指す希望・維新のグループと、経済を犠牲にしてでも平等を目指すとともに軍備も敵視する立憲民主・共産のグループに政界が再編されます。私は常日頃から「諸外国でも見られるような理念本位の二大政党制を実現する(保守二党などではない)」ということが持論であり、その意味では日本もようやくその方向に踏み出したということが言えましょう。また、私が党で事務局次長として進めている憲法改正推進本部の議論についても、それに理解を示す勢力が多数を占めたということは歓迎すべきだと思います。
 私は今回の選挙で安倍政権が信任されたと評価してよいと思いますが、選挙期間中いただいた厳しいご指摘はしっかり受け止めるべきだと思います。政策形成過程の透明化を図り、不公正や私腹を肥やしているとか私の信条である「正直者が馬鹿を見ない」という理念に逆行しているとかいう疑問をいささかでも持たれないようにすることが大事です。

 当選後のインタビューで、私がこれから何をしたいか尋ねられた際、これまで取り組んできた北朝鮮情勢を含む安全保障問題、今回の公約の柱である人づくり革命を挙げたほか、メディアで企業不祥事が沢山報じられる中で私がかつて手がけていたコーポレートガバナンス改革もテーマとさせていただきました。真面目な努力が報われる社会、そして官民問わず改革を進める政治を目指していくことをお約束します。
 またこれから原発やエネルギー政策をどうするかは喫緊の課題です。自民党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の会長としてベストを尽くします。もちろん、地元からいただいている様々な要望についても、それが国益と公正さにそぐうものであれば徹底して応援していきます。

 皆様の引き続きのご支援を心よりお願い申し上げます!

2017年10月10日火曜日

平成29年10月10日

[絶対に負けられない戦い]

 いよいよ本日10日、衆議院選挙が公示となります。

 突然の選挙戦ではありますが、これからますます緊迫するであろう北朝鮮動向や、超少子高齢化など、内外を取り巻く難局を考えれば、このタイミングの選挙によってしっかり政治を安定させることが重要です。株価など市場を見ても、経済界でもそうした期待が強いことは明らかだと思います。
 「疑惑隠し解散だ」などと批判を受けることをあえて承知で衆議院を解散した総理の決断を受け、政治に対する信頼の回復に真摯に取り組むことを誓いつつ、この選挙戦を全力で戦う決意です。

 今回の選挙の最大の特徴は、選挙戦に至るまで一体どのような政党の枠組みになるかがわからなかったことです。
 私が衆議院解散の日の夜に出演したテレビの討論番組において、希望の党の議員と民進党の議員にそれぞれ今後の戦略を尋ねたところ、希望の党側は「理念重視の再編」、民進党側は「丸ごと希望の党への移行」を主張していてかみ合いませんでした。

 しかしその後のいわゆる「小池劇場」を見ていると、あの2005年の「郵政民営化是か非か」をめぐる政局とは似て非なる構図であることがわかります。
 2005年の総選挙で、当時の小泉総理は郵政民営化関連法案に反対した議員にもれなく自民党公認候補の対抗馬を立てました。しかし今回小池さんは、平和安全法制についてプラカードを掲げてまで反対していたほとんどの民進党の議員について、「実は賛成でした」と表明すれば希望の党に受け入れています。
 平和安全法制について賛同が広がることはありがたいのですが、国会議員の活動や有権者への説明はどれだけ軽いものなのか、そこまでして議員の地位を守ることが大事なのか、首をかしげざるを得ません。

 さらに不可解なのは「アベ政治を許さない」とその手法を独裁的と批判していた人たちが、小池さんや一部の執行部が決めたこうした方針を、何の議論もしないで黙って受け入れていることです。
 小泉元総理の郵政民営化関連法案についても、今年安倍総裁が示した憲法改正項目も、その後何時間も党内で議論していますし、後者についてはまだ結論が出ていません。多様化した現代社会にあって、重大な問題をきちんと様々な観点から議論して決めていくのは民主主義の基本ではないでしょうか。

 希望の党が一体誰を総理大臣にするのか、これからの政権の枠組みをどうするのか、急ごしらえの「消費税増税ゼロ」の代替財源や「2030年原発ゼロ」に伴うエネルギー価格など、わからないことが多過ぎて、とても私たちの未来を託す政権に値しないと感じるのは私だけではないはずです。
 一方の立憲民主党についても、筋を通したというより行き場のなくなった民進党の議員の互助会的な側面が否めず、しかもこの国難にあっていまだに平和安全法制はじめ様々な重要案件に反対しているところから、やはり未来を託すわけにはいきません。

 安倍政権になってから、雇用は200万人増え、正社員の求人倍率も調査開始以来初めて1倍を超えました。私たちはこの選挙を、自公連立政権の確かな実績を訴え、地域との絆を大事にして地に足をつけながら着実に改革を進め、国難突破をするための選挙と位置付けて全力を尽くして参ります。是非私のホームページにて詳細な政策をご覧いただき( http://www.shibamasa.net/seisaku.html )、最後の最後までご支援の輪を広げて下さるよう、心からお願い申し上げます!!

2017年8月30日水曜日

平成29年8月30日

[炎の弾丸出張韓国編]

 8月28日からソウルにて重要な日程に臨んでいます。

 到着の夜、7日に河野外務大臣との外相会談を行った康京和外交部長官が主催する晩餐会に出席。同じテーブルには岡田克也元外務大臣や山本一太元国務大臣たちがいらっしゃいました。
 私から長官に、戦時中の韓国における徴用工が当時雇っていた現地日本企業に個別的損害賠償を求めることは排除されないと文大統領が発言したのは、日韓請求権協定に反するのみならず、韓国で活動する日本企業にとっても予測可能性を失わせる大問題で、日韓経済関係ひいては韓国の安定にも影響する重大事象であることや、自分が河野外務大臣と近い関係にあるがしっかり交渉をする人物であるということをお話ししました。これに対し康長官は、この問題は司法プロセスが進行中でそれを待って対応する、河野大臣とは馬が合うのできっと良好な関係が築けると思う、とコメントされました。

 歓迎の席ではいささか立ち入った話題でしたが、友好関係を確立しつつ懸案事項もきちんと解決すべきというのが私のスタンスです。

 政治家・有識者・経済人・メディア関係者などが集う日韓フォーラムでは、2日間にわたって政治・経済問題について活発な議論を交わしました。

 折しも28日に北朝鮮のさらなる核実験準備が報じられるとともに、29日の朝には日本を横断する形での弾道ミサイルが発射され、安全保障の議論は大変盛り上がりました。

 韓国側出席者の中には、日本や米国が厳しい対応をしつつ韓国が北朝鮮の対話窓口となって役割分担をすべきだと意見を述べる方もいましたが、今は対話の時期でなく、文大統領は現実問題として日米と結束して厳しい圧力をかけるべきだという姿勢だという意見が大勢でした。
 私も、今回のミサイル発射の手法は日本だけに危険を及ぼし、米国や韓国との分断を狙う卑劣なものだが、ここは日韓が結束するとともに国際社会、特に中国にもきちんと北朝鮮への圧力に向けた行動をしてもらわないといけない。中国が本気で対応するには日本も韓国も米国も盤石の政治力を発揮しないといけない。ただし中国がこの要求を自らの勢力伸長の交渉カードに用いようとする動きには注意が必要だと発言しました。

 もちろん日本の独自のミサイル対応能力、敵基地反撃も視野に入れた法律上・装備上の準備を加速しなければなりません。

 政治問題のセッションや経済問題のセッションでも発言しました。TPPに関して、米国の参加はかなり厳しくなっているがまずは高い水準のTPPイレブン(残存国)での妥結、そして日EUのEPA(経済連携協定)を固めたうえで、韓国とも協議してRCEP(東アジア地域包括的経済協定)に向かっていくべきと発言。韓国の放射能を理由とする日本からの水産物輸入制限の撤廃についてもプロセスを加速するよう訴えました。
 他の日本側参加者から慰安婦に関する日韓合意の着実な実施の主張がなされたことは心強かったですし、懸案事項解決と将来にわたる日韓協力はともに進めるべきだが、タイムスケジュールを分けてツートラックで臨むべきだとの韓国側の主張にも、それが着実に見て取れるのであれば首肯しうるものがあるなと感じました。

 各界、日韓の与野党の政治家がこうしたセッションを通じて共通の理解を増進することはとても重要だと思います。これからも全力を尽くして結果を出していきます。

2017年8月16日水曜日

平成29年8月16日

[平和への祈り]

 8月9日、自民党を代表して長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席したのに続き、終戦の日15日には安倍自民党総裁の代理で靖国神社に参拝し、先の大戦で尊い犠牲となられた先人の御霊に謹んで哀悼の誠を捧げ、恒久平和への思いを新たにしました。

 それぞれの行事で戦争の悲惨さを体が震える程に感じ、こうした悲劇を二度と繰り返してはならないと強く思いました。今年核兵器禁止条約が採択されたのも、世界でこうした思いが広がったからでしょう。

 そのこと自体は素晴らしいことだと思います。しかし現実には北朝鮮等一方的にこの理念に背を向けて核開発を進めている国があり、そのような中で民主的先進国のみが条約に参加して核放棄をするということにはあまりにも無理があります。日本が核兵器国の核の傘に守られているからではなく、そのようなことが世界平和や核廃絶にかえって逆行するからです。

 私たちは核保有国・非保有国・核保有を目指している国も巻き込む形でいかに核軍縮を実効的に進めるかを考えていくべきです。私が外務大臣政務官を務めていた2009年、ニューヨークの国連本部で開催されたNPT(核不拡散条約)運用検討会議の準備委員会に日本を代表して出席した際、そのような趣旨のスピーチを行って評価されましたが、その後の国際情勢は依然として厳しいものがあります。
 今回の条約プロセスには日本は参加しませんでしたけれども、今後とも日本が唯一の被爆国としてどのように世界をリードしていけるか真摯に考えていきたいと思います。

 北朝鮮が米国へのミサイル攻撃を示唆する動きを見せていますが、諸外国と連携して自制を働きかけるとともに、日本に万一の被害が及ぶことがないようPAC3配備など万全の態勢を取っていきます。

 今年の靖国神社には、総理も閣僚も参拝をされませんでした。近隣諸国に対する配慮があったと思われ、私も「自由民主党総裁 安倍晋三 同総裁特別補佐 柴山昌彦」という肩書きで私費による玉串料奉納をした次第です。

 先人の国を思う気持ちを決して忘れず、またその思いに恥ずかしくない日本を築き上げるために、これからも全力を尽くすことをここに誓います。

2017年8月4日金曜日

平成29年8月4日

[心機一転]

 昨日3日、第3次安倍政権は内閣と党主要ポストの人事を刷新しました。

 私は一部メディアで法務大臣との報道が流れましたが、結論としては2年近く務めた内閣総理大臣補佐官を離れ、総裁特別補佐かつ筆頭副幹事長として党務にまい進することになります。同じ筆頭副幹事長に小泉進次郎議員が就任するという異例の体制ですが、これまで内閣委員会など様々な場面で共に仕事をし、改革を目指してきた同志だと思っています。色々学ばせていただく所存です。
 早速二階幹事長とお話をしましたら「思い切ってやって下さい」とのこと。これまでの様々な場面で私が本気になったらどうなるかよくご存じのうえでそうおっしゃったと思うので、そのとおり全力を尽くして参ります。相当汗をかくことになるでしょう・・・

 今回の人事は「心機一転と安定の両立」をいかに図るかが最大のポイントでした。国会で議論が白熱した問題に上川・小野寺・林大臣など、実力派の閣僚経験者でありながら外部の目で解決や説明に取り組むことのできる人事としています。また、党内融和に一定の配慮をしながらも、外務に河野大臣、農水に斎藤大臣など、適材適所の能力主義に基づく抜擢も行っています。閣僚のメンバーは全員私より年上ですが、年齢のバランスも取れています。
 色々と麻生副総理が存在感を発揮されているように思います。

 早々にアメリカと北朝鮮問題などをめぐり2プラス2(外務・防衛担当閣僚会議)を開催することになるでしょう。小池知事との関係、総理から意を受けた憲法の問題、経済問題など、難題は山積しています。前回のブログで述べたとおり「自民党は生まれ変わった」と国民に納得していただけるよう、しっかり結果を出していかなければいけません。

 皆様のご支援・ご指導を心からお願い致します。

2017年7月3日月曜日

平成29年7月3日

[惨敗を真摯に受け止める]

 昨日投開票だった都議選では、自民党が23議席と過去最低を大幅に下回る惨敗となりました。私が応援に入った3人の候補のうち、日野市の古賀候補と八王子市の伊藤候補は当選したものの、八王子市鈴木候補は議席を失うこととなり、無念の気持ちで一杯です。

 この結果を私たち自民党は真摯に受け止める必要があります。

 昨夜も記者の方から、「原因は加計学園ですか、大臣や議員の言動ですか。」などと取材がありましたが、そのような個別事象に矮小化したら本質を見誤ります。

 そもそも都知事選対応や、当選した小池知事へのスタンスに問題がなかったかを考え直す必要があります。私は小池知事の豊洲を巡る方針や都政運営の方法などには疑問を感じていますが、前都連幹事長のお膝元千代田区での敗戦や、知事と握手を拒んだ議長の落選などを見ると、その疑問を自民都議会や都連の負のイメージが上回ってしまったことを認めざるを得ないと思います。

 無論私を含め、国政レベルでも反省をしないといけません。これまで総理の力強いリーダーシップと、経済や外交などで結果を出してきたことは功績だと思いますが、最近は政権・自民党に対して驕りを指摘する声を耳にすることが多くなりました。

 私はかつて党改革実行本部で汗をかき、政策面ではコーポレートガバナンスコードの策定に尽力をしました。民間企業は取締役会に外部人材を入れたり、株主との対話を重視したり、不透明な株の持ち合いを解消したり、接待などにもガイドラインを設けようとするなど、経営の妥当性を確保するために日夜努力しています。グローバル時代にあって、政権の基盤の安定化のみならず真摯に国民目線の政策形成プロセスやガバナンスの実現に徹することが必要でないかと思います。

 容易なことではありませんが、目に見える形で「自民党は生まれ変わった」と国民に納得してもらうよう、人事面を含めて大改革を行うことが必要です。