2019年7月22日月曜日

令和元年7月22日

[原点に帰って]

 昨日、参議院選挙の投開票が実施され、おかげさまで与党は3年前の選挙に続き、今回の改選枠でも過半数を獲得しました。

 地元埼玉県では、自民党公認の古川俊治候補がトップ当選、同推薦・公明党公認の矢倉克夫候補も当選し、所期の目標を達成できました。支援して下さった方々に心から感謝申し上げます。

 しかしながら全国的に精査すると、激戦と言われた1人区でかなり議席を失っています。今回は定数が増えたため単純比較はできませんが、同じ候補者も多数立候補した6年前の選挙では与党77、野党39だったところ、今回は与党71、野党53と、特に立憲民主党の伸長を許してしまいました。

 私は激戦区を含む13都府県、14人の候補者を応援し、そのうち11人が当選されましたが、残念ながら滋賀県の二之湯武史候補、愛媛県のらくさぶろう候補、大分県の礒崎陽輔候補は惜敗となってしまいました。

 東北地方の選挙区は3年前も厳しい結果となっていましたが、今回も政権幹部が再三応援したにもかかわらず当選は2人。
 もっとも、前回議席を失った福島県で森まさこ候補が好成績で当選され、「選挙に強い人はやはり強い」ということも感じた次第です。

 選挙結果の分析はこれから精査しなくてはいけないと思いますが、やはり現場重視の政策・候補者の活動が不可欠だと感じます。前回この欄で述べたとおり、内外とも難しい課題が山積し、激動の時代にあって大きな改革が必要だと痛感しますが、それを的確に現場に伝え、また現場の声も聞き、着実に実行していく力量が問われています。

 発信力と現場力は言葉どおり「Statesman(政治家)」としての原点です。原点に帰って、私もさらに自らの活動に磨きをかけていくことをお誓い致します。

2019年7月1日月曜日

令和元年7月1日

[夏の陣へ]

 通常国会が6月26日に閉会となりました。

 ロースクール法改正案がなかなか採決されずやきもきしましたが、文部科学省はおかげさまで提出法案全てを成立させることができました。関係各位に心より感謝申し上げます。

 G20も無事閉幕。いわゆる大阪トラックの宣言と米中の貿易戦争悪化回避ということで、意義のある内容だったと思います。その後の米朝会談というサプライズはありましたが、日本や世界にとっては「次の段階に続く」ということだと思います。

 このような内外の激動の時代には、何といっても政治の安定が必要です。7月21日実施の参議院選挙の勝利に向け、各地の応援に飛び回る所存です。
 また、上田清司知事の次期知事選不出馬表明に続き、元プロ野球選手・スポーツキャスターの青島健太氏が立候補の意思を明らかにしました。今度の参院選埼玉県選挙区に自民党公認で立候補される古川俊治参議院議員とは慶応大学の同窓生。文武両道で大変さわやかな方です。是非埼玉県の活力を向上させて欲しいと強く期待しています。

 和光市の理化学研究所に続き、6月27日にはつくば市で、KEK(高エネルギー加速器研究機構)、NIED(防災科学技術研究所)、NIMS(物質・材料研究機構)の視察を行い、これからのノーベル賞級の研究を後押しするとともに、環境・防災の取組みを国民に還元していく決意を新たにしました
 また、NTUT(筑波技術大学)では、視覚・聴覚に障害のある学生に対し、ニーズに合った点字・IT機器など様々なコミュニケーション手段を用いた授業を行っており、横展開するための方策を検討します。

 さらに、6月28日に教育再生実行会議でお世話になっている工藤勇一校長のご案内のもと、千代田区立麹町中学校を視察させていただきました。目的と手段を洗い直し、宿題や定期テストを廃止したり、部活外部委託やタブレットを使った生徒の個別・主体的な学習の推進など、現行制度のもとでも校長のリーダーシップにより公立学校の改革ができると実感。応援するとともに、タブレットの生徒一人一端末の実現に向けて力を尽くします。