2018年10月3日水曜日

平成30年10月3日

[閣内から危機突破を]

 昨日10月2日、第4次安倍改造内閣の文部科学大臣を拝命しました。今回の閣僚では最年少となります。

 総理からは「教育行政は非常に大切であり、文科省の信頼回復に柴山さんの知見を発揮して欲しい」と言われました。

 記者会見でも申し上げましたが、世論調査の関心度を見ても景気・社会保障という2大テーマに教育問題が迫りつつあることが見て取れ、国家100年の計である教育行政は少子高齢化・人口減少社会にあってその重要度を増していることは明らかです。

 統合的ないじめ対策を行い、子供たちの個性を伸ばすとともに道徳教育にも力を入れます。「人作り革命」を断行し、2019年10月からの消費税率引き上げに合わせて3歳から5歳までの幼児教育を無償化します。2020年4月からは真に必要な子供たちについて、高等教育の無償化を行います。無論大学改革も並行して進めていきます。

 生涯にわたる学び直しと新しいチャレンジの機会確保・子供の貧困対策にしっかり取り組みます。

 グローバル化に対応した英語教育の充実、2020年に予定されている「日本博」の開催に向けた河野外務大臣との連携も強めていきます。

 国策として重要なのが科学技術・イノベーション推進です。平井特命担当大臣とも連携して、科学技術基盤の予算充実・官民連携などを通じた強化を進めます。

 原子力についても所管問題があります。東京電力福島原子力発電所事故による損害の迅速な賠償についての対応、高速増殖炉もんじゅの廃炉などを進めます。

 スポーツ立国の実現のため、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて桜田担当大臣と連携し、準備を進めますし、ラグビーワールドカップ2019にも遺漏なきよう備えます。また、各種団体の不祥事に対し、スポーツインテグリティ(高潔性)の浸透を目指します。

 今日的な課題として、防災や気候変動対策として、学校のブロック塀等の安全対策、子供の教室へのエアコン早期設置などを進めます。
 また、総理からの指示にあるとおり、逮捕・起訴された者まで出た文部科学省の信頼回復について、ガバナンス回復に向けた取組みを全力で進めていきます。

 沖縄知事選での与党推薦候補が苦杯をなめ、地方選とはいえ政府与党の信頼回復が強く求められています。改革マインドをしっかり持って頑張ることをここにお誓いします。