[始まった国会論戦]
短い特別国会ですが、衆参各委員会で論戦が始まりました。
私は衆議院予算委員会の自民党理事を拝命しており、27、28両日のテレビ中継入り総括審議に最前列で臨みました。
今国会では、2日間の与党質疑時間は5時間、野党が9時間となり、これが今後の先例に必ずしもならないとはいえ、これまでの与党2対野党8の配分に比べて与党にかなり大きな責任が生じたことになります。
そもそも与党の議席数が多いにもかかわらず、過去の経緯から野党がほとんどの質疑を行い、ともすると不祥事の追及ばかりで政策論議が深まらなかったことから、野党に重きをおいた形ではあってもこうした修正が国会で合意されたことは意味があったと思います。
衆議院の予算委員会では、特に新しくできた野党について言えば希望の党が前向きな政策提案を多くされていた印象を受けました。
いずれにせよ、与党野党を問わず、先日の選挙で取り上げられた人づくり革命(特に待機児童解消と教育無償化の関係)、29日にもミサイルを発射した北朝鮮の問題、森友・加計問題など、内容ある審議がなされたことはよかったと思います。
この質疑に関し、私は27日のBSフジ「プライムニュース」、28日BS日テレ「深層ニュース」にそれぞれ生出演し、野党代表と議論しました。特に28日の番組で、会計検査院に杜撰さを指摘された森友学園を対象とする土地取引については、真摯に指摘を受け止め、国会での説明とともにこれから行政文書の保管や透明化などに尽力する旨発言してニュースになったところです。
それ以外にも衆議院憲法審査会の幹事を拝命し、党での憲法改正推進本部での議論とともにしっかり仕事をしていきますし、財務金融委員会の委員も務めます。
党では他にも事業承継税制の拡大などが課題となっている税制調査会、所有者不明土地や空き家対策の処理を検討する会議、慰安婦問題などを取り上げる日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会などで積極的な活動を展開しています。これから年末で忙しくなりますがしっかり頑張っていきます。