【新総裁のもと難題克服へ】
昨日27日、自民党総裁選の結果、石破茂元幹事長が選出されました。
前回のこの欄でコメントしたとおり、新総裁には成長戦略を推進するための改革の実行が求められる一方、国内外とも激動の時代を迎える中で多くの方々が将来に対して抱く不安の払拭が求められています。
この一見すると相矛盾する要請を叶える候補の選定は極めて難しく、多士済々の自民党では過去最多の9人がそれぞれの個性や主張を活かして論戦に挑みました。
私自身は前者の要素を重視し、1回目の投票は突破力を期待して小泉進次郎候補に入れましたが、決選投票に残ったのは高市早苗候補と石破茂候補で、小泉さんは3位でした。やはり安全保障を含む将来の安心が必要なことを再認識しました。
全国党員投票は僅差ながら高市候補が石破候補を上回っており、私が県連会長を務める埼玉県でも高市候補の得票が1位でした。こうしたことも踏まえ、私は2回目は高市候補に1票を投じました。
しかし決選投票では党員票は47都道府県各1票になり、それぞれの県で上位だった候補にカウントされます。石破候補は地方創生に力を入れていることもあり、ここで26対21と高市候補を逆転しました。
また、議員票でも来年の参院選で勝敗を決する1人区での勝利ということを考えるなど、総合的なバランスの考慮の結果ということでしょうか、結果として189対173で石破候補が高市候補を上回りました。自民党の奥の深さを感じた総裁選でした。
石破候補は総裁選5度目のチャレンジで悲願達成です。これからは是非その豊かな経験を活かしていただき、挙党体制で内外の山積する難題に取り組んでいただきたいと思います。
私もいかなる立場であろうと全力でお支えすることをお誓い致します。