[炎の弾丸出張大連編]
5月25日から2日間、二階幹事長をはじめとした与党議員団の一員として中国大連市を訪問しました。
二階幹事長はその後、成都市に移動して四川大地震10周年防災シンポジウムなどに出席し、29日に帰国されますが、私は今日28日の予算委員会集中審議に理事として出席するために先行して帰国です。
大連は日露戦争後日本に租借権が譲渡されて以来日本との交流が深く、今回の出張で日本企業にヒアリングをしても前向きにビジネス展開がされていることが伺えます。
現地の東北財経大学では二階幹事長が客員教授となっており、今回の訪問で夏春玉学長から長年の貢献に対して二階幹事長に感謝状が渡されました。また、北日本を中心とした日本の港町を結ぶ北前船寄港地フォーラムが、国際化の流れを受けて初めて海外で開催されることとなり、会場が大連で今回の私たちの出張とタイミングも重なりました。
さらに、文化面での交流も着実に進み、文化旅遊部の李金早副部長との会談や、大連図書館への日本からの200冊にわたる書籍の寄贈なども行われました。
先般実施された日中韓首脳会談による未来志向の関係改善、日中平和友好条約締結40周年の気運もあり、望ましい機会だったと思いますが、それだけではありません。
折しも北朝鮮の金正恩委員長が、5月7日に大連を電撃訪問して習近平総書記と会談し、その後の北朝鮮によるアメリカへの挑発的言辞が、トランプ大統領による6月12日の米朝首脳会談延期表明へとつながったと言われています。
このタイミングで中国と関係の深い二階幹事長がこの地を訪れ、国際問題解決にもしっかり日中連携をしていく必要があると言うことは、安倍総理のロシア訪問と相俟って、北朝鮮に対する毅然とした国際対応を促す非常に意義のある戦略だと言えます。
加えて私から、上記した李金早文化旅遊部副部長に対し、ユネスコ世界文化遺産登録について日本に非友好的な対応をとらないで欲しいともコメントさせていただきました。
これからも国益のためにしっかり意義ある外交を展開していきます。